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バス (メイン州) : ウィキペディア日本語版
バス (メイン州)

バス()は、アメリカ合衆国メイン州南西部のサガダホク郡に位置する市であり、同郡の郡庁所在地である。2010年国勢調査では人口8,514 人だった。ケネベック川三角江が造る良港のある通関手続地である。市内には19世紀の建築物があり、多くの観光客を集めている。アメリカ海軍の軍艦を建造してきたバス鉄工所があり、また毎年7月4日の建国記念日週末に催されるヘリテージ・デイズ・フェスティバルが有名である。
バス市はポートランドサウスポートランドビデフォード大都市圏に属している。
== 歴史 ==
バスとなった地域は、アベナキ族インディアンがサガダホクと呼んでおり、「大河の河口」を意味した。ケネベック川のことを言っており、1605年にはフランス人探検家のサミュエル・ド・シャンプランがここを探検していた。1607年には下流でポパム植民地が設立され、セントジョージ砦が築かれた。この開拓地は、厳しい気候と指導力不足のために失敗したが、その開拓者は新世界では初めてのイギリス人造船工による海洋航行船舶「バージニア・オブ・サガダホク」を建造した。その船でイングランドまで戻ることができた。バスの町の大半はイングランドのバースからの旅人が入植した。
サガダホクで次の入植は1660年頃であり、ロビンフッドと呼ばれるインディアンの酋長から土地の権利を購入した。1753年にジョージタウンの一部として法人化され、1781年2月17日にはそこから分離して独自の町として法人化された。郵便局長ダマー・スーウェルが、イングランドのサマセットにあるバースにちなんで町名を付けた。1844年、町の一部が分離してウェストバスの町が作られた。1847年6月14日、バスは市として法人化され、1854年には郡庁所在地に指定された。1855年にはウェストバスから一部の領域が併合された〔。
市内では、製材業、製鉄業、精銅業が、氷と石炭の交易を伴って幾つかの産業が発展した。しかし、1743年にジョナサン・フィルブルックとその息子達が2隻の船を造ったときから造船業で知られている。その時以来、この地域で約5,000隻の船が進水され、一時期は200以上の造船会社があった。19世紀半ばまでに国内第5位の海港となり、世界中の港に行ったクリッパー船を製造した〔Historical Sketch of Bath, Maine (1889) 〕。市内で最後の木造船事業はパーシー & スモール造船所であり、1971年にメイン海洋博物館がその資産を保存するために取得した。しかし、最も有名な造船所は1884年にトマス・W・ハイドによって設立されたバス鉄工所だった。これまで数百隻の木製、鋼製船を建造しており、その大半はアメリカ海軍の軍艦だった〔。第二次世界大戦では、バス鉄工所から17日に1隻のわりで新造船を進水させた。この造船所は地域の主要雇用主であり、現在はジェネラル・ダイナミクスの一事業部として運営されている。
バス市には連邦様式、ギリシャ復古調、イタリア様式の建築物で知られ、中でも1858年建設の税関やアミ・B・ヤングが設計した郵便局が知られる。
バス市は日本青森県車力村(現つがる市)と姉妹都市である。1889年に、バスで建造されていたシップの「チーズボロ」が、台風のために車力村近くで座礁した。この時に車力村の村人が懸命の救助活動を行ったことが縁で、姉妹都市が結ばれた。
1999年の映画『メッセージ・イン・ア・ボトル』、1993年の映画『顔のない天使』はバスで撮影された〔History of Bath, Maine 〕。


ファイル:Along the Waterfront, Bath, ME.jpg|ウォーターフロント、1907年
ファイル:Front Street, Bath, ME.jpg|フロント通り、1920年頃
ファイル:Custom House & Post Office, Bath, ME.jpg|税関、1905年頃


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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